心呼ばれる先に在るその色だけを夢に見ている

千変万化な世界の狭間で雷鳴と眠る夜の囁き

2022年1月まとめ

今もまだ取り戻せると信じてる 君の笑顔も 君の命も

秘密基地 誰も知らない筈の場所 すぐに見つけるきみが嫌いだ

暗闇に怯えることのないように その目を開け 夜明けを映せ

夜が明けて今日を始めるその時を君と迎える日々のしあわせ

花丸を貰える大人じゃないけれど たまには見たくてケチャップで描く

同じとこには行けないと知っていて天国選ぶわけがないだろ

俺達はずっと前から識っている 旅の往き先 人生の果て

色褪せてメッキの剥がれたネックレス 今でも大事な宝物だよ

並び立つ未来はとうに夢と消え ひとり駆け行く闇夜に北辰

天国に入国拒否をされたのでふたり仲良く地獄に行きます

誰のせいなんて訊いても意味がない だってどちらもこれを選んだ

積み上がる本に溺れる夢を見た 最高だよね そんな死に方

暗闇に怯える僕を連れ出して 僕に教えて 黎明の色

眠りたくないんだってば分かってよ 夢の中では君が生きてる

こんなのは知らずに生きる筈だった あたたかい場所 きみの体温

だいすきよ おやすみなさい 良い夢を 今も聴こえる 遠い日のうた

はんぶんこ なんでもわけるきみだけど ぼくのケーキは いつもおおきい

いつだってそれが僕らの道標 君の目に宿るまばゆいひかり

最期の日 君が寄越した花の名が愛だったとは気づけなかった

春が過ぎ 来るはずだった夏が死ぬ 太陽はもう俺を灼かない

夢の中では何度でも逢えるのに何でここには居てくれないの

美しく強く生きてるひとなのに 君はいつでも己を厭う

かくれんぼ 「もういいかい」を繰り返す 「もういいよ」って 早く言ってよ

あの星がいつでも俺の道標 だからその灯よ 消えてくれるな

ひとりきり膝を抱えて泣いていたあの日の僕をいま抱き締める